認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

観察カメラ

抱卵交代と6羽の侵入者への防御

コウノトリはオスとメスが交代で抱卵します。抱卵交代は1日に数回行います。
映像1では、ゆうひ(J0044オス)が抱卵している巣に、あさひ(J0480メス)が戻って、抱卵交代をします。
その後、6羽のコウノトリが巣に接近し、鳴門板東ペアは2羽で防御します。
映像2では巣に接近するコウノトリの数は3羽くらいに見えますが、別カメラの映像3では6羽が襲来していることが分かります。

あさひ(左)と抱卵を交代して巣を出るゆうひ(右)
巣に接近する2羽と鳴門板東ペア

邪魔されつつも順調に放卵

巣に接近する他個体の対応に追われることは、放卵期間を通してたびたびあります。
今日も放卵中のゆうひ(J0044オス)が、頭の上に大接近する邪魔者に立ち上がって防御
こんな場面が何回かあっても、今日も放卵姿勢をとる時間の割合は98%近くに達し、とても順調です

立ち上がり侵入個体を追い払おうするゆうひ(J0044オス)

巣を空けてしまった!!

放卵していたゆうひ(0044オス)が、巣の南をしきりに気にする様子で立ち上がり、巣から出て行ってしまいました。巣に親鳥が居ない状態は8分近く続きました。カラスやトビに卵を狙われる恐れがある非常に危険な状態です。
幸い何も起こらず、巣に戻ったゆうひは放卵を再開しました。
初めて繁殖に成功した2017年の抱卵中に、ゆうひが5分ほど巣を空けてしまったことがありました。すぐにカラスが巣に侵入しましたが、卵を取られる前にゆうひが巣に戻り、事なきを得ました。本格的抱卵が始まってから巣を空けたのは、その時以来です。

ゆうひが巣を出て行ってしまう

3羽が巣に襲来

昼前、巣の近くに4羽のコウノトリが接近し、そのうちの3羽は執拗に大接近を繰り返しました。抱卵中のゆうひ(J0044オス)は立ち上がって防御。この攻防は10分近く続きました。
この時、あさひ(J0480メス)はこの騒動に気が付かなかったらしく、巣から1.5kmほど離れたれんこん畑で採餌していました。
襲来対応の時間帯以外は正常な抱卵を続け、この日の抱卵姿勢をとった時間の割合は90%を超えました。
映像(1) 映像(2)

巣の近くを通過する侵入個体と巣を守るゆうひ(J0044オス)
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