認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

観察カメラ

巣に接近する群れに警戒

10月に入って、本州から40羽を超えるコウノトリが飛来、滞在しています。※徳島に滞在のコウノトリリスト参照
巣の周辺にも10羽を超える群れが常駐するようになっています。
今朝はこの群れが巣のすぐ近くに接近したため、鳴門板東ペアが巣に戻って警戒態勢をとりました。
映像ではペアのほかには1羽しか映っていませんが、10羽ほどが巣の近くの電柱にとまったり飛び回ったりして、ペアの警戒行動は25分ほど続きました。

ペアで巣に滞在

台風や強い雨で少しやせ細った巣ですが、十分に形をとどめています。
鳴門板東ペアは時々巣に戻って来ます。
映像では、巣に接近する他のコウノトリに反応したのか、2羽で巣に戻ると警戒態勢をとりますが、すぐに警戒を解き、素繕いの仕草や羽繕いを始めます。

台風直前の巣とペア

台風7号の接近で風が強まりつつあり、雨も降り始めました。
巣材補給をしなくなっている巣は、少しずつ痩せてきていますが、まだしっかり形をとどめています。
鳴門板東ペアは、あさひ(J0480メス)が12時に巣に戻ると16分後にはゆうひ(J0044オス)も巣に入りますが、いずれも巣材は持ち込みません。
それでも、巣を補修するような仕草はしているので、気にとめてはいるようです。
あさひは、この後4時間ほど巣にとどまりました。

台風7号が近づく巣の上の鳴門板東ペア

親鳥1羽で巣に滞在

3羽の幼鳥は7月10日を最後に姿が見えなくなり、昨日になって、はる(J0509メス)が豊岡市で観察されたとの情報がありました。
どうやら3羽とも7月10日か11日には徳島県から出て行ったものと思われます。
幼鳥がいなくなると親鳥も巣に戻ることがほとんどなくなりましたが、今日はゆうひ(J0044オス)が夕方近くになって巣に戻り、30分ほど滞在して出て行きました。幼鳥の面倒をよく見る父親のゆうひ、心なしか寂しげに見えます。

幼鳥たちは7月10日が最後?

巣の上で幼鳥が確認できたのは、7月10日が最後になるかも知れません。
その後、幼鳥は巣には戻らず、県内でも確認できていません。
巣立ってから1か月半ほどになった幼鳥たちは、親元を離れ、県外へ出て行ったのかも知れません。昨年の幼鳥3羽も巣立ち後1か月半ほどで県外へ出て行きました。
映像は、7月10日早朝、前夜から巣で過ごした月(J0510メス)と碧(あお;J0511オス)が、月、碧の順で巣を飛び立つシーンです。
7月9日の早朝には3羽揃った姿が見られました。

巣の上では最後の姿となるか、月(左)と碧 2023年7月10日早朝
最後?に巣の上で幼鳥3羽が揃った日 2023年7月9日早朝

まだ巣上で夕食をもらっています

巣立ってから40日が過ぎる3羽の幼鳥ですが、まだ巣で寝るだけでなく、巣の上で親鳥から給餌を受けています。
映像では、日没前に、碧(あお;J0511オス)、はる(J0509メス)、月(J0510メス)の順で巣に戻り、少しして親のあさひ(J0480メス)が巣に入って、吐き出し給餌を行い、終わると巣を出ます。

巣の上の親子(右:あさひ)
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