認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

観察カメラ

親鳥1羽で巣に滞在

3羽の幼鳥は7月10日を最後に姿が見えなくなり、昨日になって、はる(J0509メス)が豊岡市で観察されたとの情報がありました。
どうやら3羽とも7月10日か11日には徳島県から出て行ったものと思われます。
幼鳥がいなくなると親鳥も巣に戻ることがほとんどなくなりましたが、今日はゆうひ(J0044オス)が夕方近くになって巣に戻り、30分ほど滞在して出て行きました。幼鳥の面倒をよく見る父親のゆうひ、心なしか寂しげに見えます。

幼鳥たちは7月10日が最後?

巣の上で幼鳥が確認できたのは、7月10日が最後になるかも知れません。
その後、幼鳥は巣には戻らず、県内でも確認できていません。
巣立ってから1か月半ほどになった幼鳥たちは、親元を離れ、県外へ出て行ったのかも知れません。昨年の幼鳥3羽も巣立ち後1か月半ほどで県外へ出て行きました。
映像は、7月10日早朝、前夜から巣で過ごした月(J0510メス)と碧(あお;J0511オス)が、月、碧の順で巣を飛び立つシーンです。
7月9日の早朝には3羽揃った姿が見られました。

巣の上では最後の姿となるか、月(左)と碧 2023年7月10日早朝
最後?に巣の上で幼鳥3羽が揃った日 2023年7月9日早朝

まだ巣上で夕食をもらっています

巣立ってから40日が過ぎる3羽の幼鳥ですが、まだ巣で寝るだけでなく、巣の上で親鳥から給餌を受けています。
映像では、日没前に、碧(あお;J0511オス)、はる(J0509メス)、月(J0510メス)の順で巣に戻り、少しして親のあさひ(J0480メス)が巣に入って、吐き出し給餌を行い、終わると巣を出ます。

巣の上の親子(右:あさひ)

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