認定NPO法人とくしまコウノトリ基金は、コウノトリをはじめとする希少鳥類の保護と、豊かな自然を活かした地域農業や地域経済の活性化を目的としています。また、私たちの活動は、国連が提唱している「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を目指します。
● コウノトリの野生復帰
徳島県では、鳴門市を中心にたくさんのコウノトリがやって来るようになり、2017年から毎年、繁殖に成功しています。この地でのコウノトリの定着と繁殖は、順調に見えますが、繁殖しているのはわずかに1ペアだけです。
この貴重な繁殖地に第二、第三の繁殖ペアが生まれ、安定した繁殖地、生息地となり、日本で一度は野外絶滅したコウノトリの本格的な野生復帰が実現するよう、取り組みます。
● 地域の農業や経済の活性化
コウノトリの生息、繁殖は、地域の農業に支えられています。長年、環境にやさしい農業に取り組んで来たれんこん畑や稲作水田は豊富な水生生物を育み、それらがコウノトリの餌となっています。農業が衰退すると、コウノトリの野生復帰は不可能になるでしょう。農業・農村をより元気にし、それを取り巻く地域の経済・社会をより活性化させるよう、取り組みます。