認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

観察カメラ

暴風雨の中で本格的抱卵開始

今日の午前中は前線通過により、強い北西風と雨に見舞われました。一昨日までに産卵が始まったと推定される鳴門板東ペアの巣は、まともに暴風雨にさらされました。
映像では、抱卵中のゆうひ(J0044オス)が立ち上がって、排便し、転卵のような動作をしたあと、再び抱卵の姿勢にもどります
巣に伏す(抱卵姿勢)時間の割合が、昨日は8割近く、今日は9割近くになりました。本格的な抱卵が始まったようです。
*観察時間における巣に伏す時間の割合が80%を超えると本格的な抱卵が始まったと推定されます。

巣を空ける時間が短くなった

鳴門板東ペアが巣を留守にする時間が短くなっています。今日は早朝と夕方の計3回160分ほど巣を空けただけで、交尾も8回と最多を記録しました。また、巣に伏す時間も最長でした。
映像は、今日7回目の交尾で、その後2羽ともしきりに首をかしげるような動作をしています。この時は上空を侵入個体が飛んでいたため、「単眼視」によって上空を凝視しているようです。

約1時間伏す

今日の巣材搬入は9回と多くありませんでしたが、ゆうひ(J0044オス)が巣に伏すこと1時間弱。今シーズン初です。例年、産卵が近づくとオスにも巣に伏す行動が見られます。ただし巣の完成度は決して高くないように見えるのですが。
今日も、トビがしつこく巣に接近しています。巣の乗っ取りか、巣材を盗むのが目的なのでしょう。

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