大き過ぎ
ひなが大きくなるにつれ、親鳥が吐き出す餌も大きいのが目立つようになります。
左端のゆうひ(J0044オス)が少し前に吐き出した魚があまりにも大きくて、ひなには飲み込めないばかりか、食べ戻そうとするゆうひでさえ、飲み込むのにひと苦労していました。
ひなが大きくなるにつれ、親鳥が吐き出す餌も大きいのが目立つようになります。
左端のゆうひ(J0044オス)が少し前に吐き出した魚があまりにも大きくて、ひなには飲み込めないばかりか、食べ戻そうとするゆうひでさえ、飲み込むのにひと苦労していました。
3羽のひなのうち、2羽と1羽に差があるように見えます。
映像では、右の2羽より左の1羽が少し小さいようです。
コウノトリは1日おきに産卵することが多いとされています。2卵目から本格的な抱卵を開始すると、2羽が同日に孵化し3羽目は2日遅れということになります。
昨年の3羽のひなも、足環装着時の計測で2羽はほぼ同じで、1羽が際立って小さかったのです。それでも、3羽とも同じように巣立ちできましたから、心配はないでしょう。
昨日の雨は、孵化後ひと月足らずのひなには厳し過ぎたかも知れないと、少し不安でしたが、3羽とも全く問題なかったようです。
映像は、あさひ(J0480メス)とひな3羽。真ん中のひなが巣材をくわえて遊ぶと、それを隣のひながくわえるなど、みんな元気いっぱいです。
朝から夕方まで冷たい雨が降り続きました。こんなに雨に濡れるのは、ひなたちにとって初めての経験です。
雨脚が強い時間帯には、親鳥はひなを抱いてやりました。昼間にひなを抱くのは10日ぶりです。
映像では、ゆうひ(J0044オス)が、ひなを踏まないように気をつけながら(かなり踏んでいますが)、慎重に3羽のひなの上にかぶさり抱いてやります。
親鳥は食べ物を吐き出してひなに与えますが、ひなが飲み込めないサイズのものは自ら食べ戻します。
映像1では、ゆうひ(J0044オス)が吐き出し給餌をしたあと、長めの魚を食べ戻します。ナマズでしょうか?
映像2は、昨日(4/25)のものですが、こちらはゆうひが食べ戻したのは小さいナマズで間違いないと思われます。
ひなは成長するにつれて白い綿毛だけでなく、翼に黒い部分が目立ってきます。
この黒い部分は、親鳥も同じで翼の風切羽と呼ばれる部分です。この伸びが成長のバロメーターにもなります。
映像では、あさひ(J0480メス)の足元で元気に動く3羽のひなは、黒っぽい風切羽が伸びてきているのが分かります。