認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

観察カメラ

コウノトリと数種の野鳥がいっしょに

鳴門板東ペアの巣の近くには、たくさんの野鳥がやって来ます。
映像では、巣の側の電柱にあさひ(J0480メス)、その向こうのコンクリート柱にアオバト、電線にはモズ、キジバトがとまり、コウノトリの巣にはスズメが出入りしています。巣の左下にモズ体型の鳥がとまっていますが、はっきりとはわかりません。この画角に少なくとも5種類か6種類の野鳥が写っています。
やがて、モズが飛び立って虫をフライングキャッチして電線にもどって食べるという芸当を見せてくれます。
終盤、キジバトとモズが同時に飛び立ち、あさひは首をかしげて上を単眼視します(鳥は両眼視できる範囲が狭いため、はっきり見ようとすると片方の目を目標に向ける)。これらは、上空に猛禽類が来たときの行動パターンです。

カワセミ

コウノトリの生息エリアでは、カワセミが普通に見られます。
鳴門板東ペアの巣に近くにも、用水路やレンコン畑で小魚やエビを採って生活しているカワセミのペアがいます。
巣の近くの電線(光ケーブル)にカワセミがとまっていました。
このカメラ(監視用;オートフォーカス)の性能では、小さな被写体をズームアップすると、背景にピントが行ってしまいます💦
しかたないので引いてみましたが、小さ過ぎますね。
それにしても、この高さにカワセミがとまるのは余り見かけません。動きからも、ほかの個体を気にしているような感じです。

観察カメラの足元で採餌

観察カメラの下のレンコン畑は地上部が除去され、採餌しやすくなっています。
カメラの真下まで来たのは、あさひ(J0480メス)。真上から見ると、背中にGPS発信器(白い羽毛の中に黒く見えるもの)を背負っているのがよくわかります。2014年に装着されてから、膨大なデータを提供してくれました。
映像の終盤に、あさひが向かった先にいるのは、パートナーのゆうひ(J0044オス)です。

巣の周辺上空に侵入者

8月下旬から若者グループが飛来して来て、巣の近くにもやって来ます。(HPトップページの「徳島に滞在のコウノトリリスト」参照)
今日午後、鳴門板東ペアが巣に戻って警戒態勢をとりました。巣に近づいたコウノトリが原因のようです。
映像では、巣の向こう側上空にコウノトリがしきりに旋回しているのが見えますが、この時にはペアは落ち着いていて警戒を緩めているようです。
ただ、ペアがこの後も3時間半ほども巣に滞在したのは、やはり侵入者が気になるのでしょう。

久しぶりにペアが巣に緊急帰還

このところ鳴門板東ペアは巣でねぐらを取らず、昼間も巣に帰ることは滅多にありません。
今日は早朝に、ペアがほぼ同時に急いで巣へ。侵入個体が巣に接近した時の行動です。しかし、南方向を少し警戒したあとは、2羽で15分ほど、まったり。
その後は、巣に戻らず、巣でねぐらも取りませんでした。

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