雨の中での抱卵
昨日から冷たい雨が降り続きますが、鳴門板東ペアはしっかりと抱卵しています。産卵の発表をしてからも順調で、本格抱卵に入ってからは抱卵姿勢をとる時間の割合は90%ほどで経過していますが、昨日と今日は雨の影響もあってか98%にも達しています
映像は、あさひ(J0480メス)が抱卵しているところへ、巣材をくわえたゆうひ(J0044オス)が帰ってきて、抱卵交代をするシーンです。
あさひが立ち上がると同時にペアでクラッタリングをしますが、あさひが出て行ったあと巣の向こう遠くにはコウノトリが1羽飛んでおり、これに反応しての警戒のクラッタリングだったようです。
巣作りのピッチあがる
ここ数日で、巣材の搬入回数が増え、今日はペアで20回を超え、マウンティングも7回と順調に増えています。巣材が積み上がり、露出していたコンクリート柱の頭がほぼ見えなくなってきました。
また、巣に滞在する時間もずいぶん長くなっています
10時台から11時台にかけて短時間ですが雪が舞いました。
映像は、雪と風に耐えていたJ0044オス(ゆうひ)が、最後は辛抱できず?巣を離れカメラの方へ飛んでくるシーンです。
巣材を運び入れるJ0044(ゆうひ)
接近個体への対応とマウンティング
1羽の侵入個体が巣に大接近し、鳴門板東ペアが巣を防御しました。
映像では、J0480メス(あさひ)が巣に緊急帰還したところへ、1羽が大接近。J0044オス(ゆうひ)も加勢しますが、また1羽が接近。
ペアで侵入個体を追い払ったあと、この事件に刺激をうけたらしく、マウンティングに及びます。マウンティングは、16秒かけた時間的にはフルバージョンでした。
映像→ https://youtu.be/seaxaFSvC30
ペアで昼間に巣に滞在
今日の鳴門板東ペアは、昼間に巣に滞在すること2時間20分ほど。
本格的な巣作りはまだですが、近くに飛来個体がたくさんいることもあってか、巣への執着が強まっているのは間違いなさそうです。
正月の鳴門板東ペア
鳴門板東ペアは、昨年末までは巣でねぐらをとることはまれでしたが、年が明けて1日と2日は夕方から翌朝にかけて巣でねぐらをとりました。
春の繁殖に向けて、巣への執着が増してきたのかも知れません。
映像は3日の朝のペアの様子です。
何者かの接近に驚いて巣を飛び立つ
昨夜は巣へ帰ってこなかった結(J0708メス)も今夜は帰って来ました。
映像1の最後に巣に帰って来たのが結のようです。
普通なら、このまま巣で就寝となりますが、暗くなってから何者かが巣に近づき照明を当てるなどしたためか、3羽とも驚いて巣を飛び出してしまい、そのまま帰りませんでした。
映像2では、立っている2羽が巣の下手前を気にする様子をし出すと、巣に照明が当たります。少しして2羽が驚いたように飛び出し、続いて伏していた1羽も大急ぎで飛び出して行きます。その後にも巣に照明が当てられます。
7月5日の夜にも同じことがありました。
巣への接近や照射を当てるなど、絶対にやめて下さい。
巣立ち後もしばらくは幼鳥が巣で寝るのは、まだ飛翔力などが十分でない幼鳥にとって巣が安全だからなのです。
映像1
映像2