認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

観察カメラ

孵化の推定

今日は午後に入ってから、鳴門板東ペアはオスメスともに抱卵姿勢から立ってはまた伏す行動を頻繁に繰り返し、卵が孵化しかけていることを思わせる状況でした。
14時台には2回、15時台に1回、ともにメスが吐き出しを行いました。これは親鳥がひなに餌を与える行動で、これをもって卵が孵化したことを推定しました。
映像では、オスが抱卵中の巣へメスが戻り、オスが巣を離れた直後の14時37分20秒頃と38分25秒頃、メスが一瞬ですが極めて少量の吐き出しを行います。
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抱卵行動ほぼ順調

昨日は、3月9日、10日に続いて、メスがオスを巣外へ突き出してしまうシーンがありましたが、それ以外は順調に抱卵交代ができていて、抱卵行動はまずまず順調に推移していると言えます。
2016年の繁殖失敗は、抱卵交代で争いが起きてしまったのが原因であり、ペアが仲良く抱卵できるかどうかはとても重要です。
映像は、オスが抱卵中の巣へメスが巣材を持ち帰った後、オスとメスが抱卵を交代する場面です。

少し不協和音と侵入者

2017年からは巣の上で夫婦喧嘩を見せない鳴門板東ペアですが、 メスのご機嫌が悪かったのか、オスを巣から追い出してしまう場面が。
昼過ぎには侵入個体が巣に降りようとしてメスが防御。巣の周りではオスが侵入個体を追い払おうと飛び回っているようですが、メスは落ち着いています。侵入個体はペアの子供だったのかも知れません。

抱卵中に侵入個体接近

鳴門板東ペアの抱卵は順調に進んでいますが、今日は侵入個体が巣に大接近する一幕がありました。
映像では、メスが抱卵しているところへオスが緊急帰還し、ペアは興奮してクラッタリング。その頭上を1羽のコウノトリが飛び去ります
しかしこのアクシデントも、そのあとの抱卵行動に大した影響はなく、今日の伏した(抱卵姿勢)割合は90%を大きく超えました。

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