ひな3羽とも巣立ちました
2020年6月16日朝、鳴門板東ペアの3羽の子ども、J0278(渦、オス)、J0279(めい、メス)、J0280(海;かい、オス)が全て巣立ちました。県の発表資料
巣立ちに関する映像等は、「観察カメラ」をご覧ください。
2020年6月16日朝、鳴門板東ペアの3羽の子ども、J0278(渦、オス)、J0279(めい、メス)、J0280(海;かい、オス)が全て巣立ちました。県の発表資料
巣立ちに関する映像等は、「観察カメラ」をご覧ください。
栃木県小山市は、渡良瀬遊水地の人工巣塔で抱卵していた歌(J0181、メス、2018年鳴門生まれ)の卵が孵化し、2羽のひなを確認したと発表しました。
小山市のHP、徳島県(コウノトリ定着推進連絡協議)の発表資料
産卵までの経過は、この「お知らせ」(5月18日)に記載していますが、満2歳のコウノトリが産んだ卵の孵化は、これまでに例がなくメス親としては最年少記録です。
鳴門生まれのコウノトリにとって初めてひなの誕生であり、とても嬉しい出来事です。また、野生絶滅後、東日本初の繁殖であり、コウノトリの野生復帰実現に向けて極めて大きな一歩です。
歌とひかる(J0128、オス、2016年野田市生まれ)のペアにとって初めての子育てなのでまだまだ不安はありますが、頑張ってひなを巣立たせてほしいものです。
5月4日に掲載したビオトープ約33アールが完成。今日は看板設置と稚魚の導入などを行いました。着手から今日の様子まで、写真でご覧ください。
鳴門市は、オス親(J0044)と今年生まれの3羽のひなの愛称を次のとおり決定し、公表しました。
J0044(オス親):ゆうひ
J0278(ひな、オス):渦(うず)
J0279(ひな、メス):めい
J0280(ひな、オス):海(かい)
鳴門市の公表資料はこちら
2018年に鳴門で生まれたJ0181(愛称「歌」、メス)が、栃木県小山市の人工巣塔で産卵したと推定され、その後抱卵を続けているようです。1971年の野生絶滅後、東日本では初めての産卵です。
歌は、J0182(愛称「百(もも)」、メス)とともに、2018年3月13日生まれ。5月24日に巣立ちましたが、4日後に用水路で溺れているところを住民に助けられ、とくしま動物園で診断してもらった後、巣の近くで放鳥しました。
その後は、県内外を広く飛び回り、今年1月から2月にかけて本州から徳島へ一時帰省していました。3月に栃木県小山市へ移動し、J0128(愛称「ひかる」、2016年生まれのオス、千葉県野田市が放鳥)とカップルとなったようです。
詳しい情報は、小山市のHPをご覧ください。
歌はまだ満2歳。2歳のメスが産んだ卵の孵化事例はないようですが、来年以降は大いに期待できます。
なお、きょうだいの百は、2018年秋から消息がつかめていません。
5月8日に足環を装着した3羽のひなから採取したサンプルで徳島大学がDNAを調べた結果、次のとおり性別が分かりました。
県の公表資料はこちら
また、とくしま動物園による血液検査の結果は、3羽とも例年のひなと変わらない数値であり、順調に成長しているようだとのことです。