認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

観察カメラ

悪天候の中の親子

時折、雨と風が強まる一日。親鳥は、少々の雨なら4羽のひなを残して巣を離れます。
映像1では、小雨が降る早朝、ゆうひ(J0044オス)が給餌した後、巣を出ていきます。ゆうひが飛び立つ瞬間に、ひな4羽が揃って見えます。
昼間は雨の中でもひなだけで過ごす時間がありましたが、映像2では日が落ちて雨風が強まると、あさひ(J0480メス)がひなを抱きます。

映像1 4羽のひなを残してゆうひが巣を出る
映像2 風雨の中、あさひがひなを抱く

4羽のひなの成長

鳴門板東ペアのひなは4羽で、大2羽、中1羽、小1羽と行った感じで体格差は孵化順と思われます。
ペアにとっては、4羽のひなをここまで育てるのは初めての経験です。
いちばん小さいひなが巣立ちまで育つかどうか、まだ予断を許しませんが、今のところは順調と言えます。
映像の最後にあるように、ひなは糞を上手に巣の外へ出せるようになっています。
また、親鳥が巣を空けることが多くなり、この時は30分余りひなだけで留守番をしました。

4羽めのひな

今年の鳴門板東ペアのひなは4羽いることが分かっていますが、これまで7年間の子育て経験の中で4羽を育て上げたことはありません。
県外にはごく少数ですが4羽を巣立たせたペアもいるので、鳴門板東ペアにも頑張ってほしいですね。
観察カメラのアングルでは、4番めの小さいひながなかなか映りません。
下の2つの映像でも、一瞬だけ4羽が揃いますが、小さなモニターでは見つけるのがとても難しいと思います。

ひな3羽め

鳴門板東ペアのひなは、少なくとも3羽いることが分かりました。
映像では、あさひ(J0480メス)の嘴の周りに2つの頭が見えますが、非常に分かりづらいものの、時折3つ目の頭が現れます。

ひなは少なくとも2羽

鳴門板東ペアのひなの姿が見えるようになって来ました。
映像では、あさひ(J0480メス)の足元にヒナの頭が見え隠れしますが、2羽いるのがはっきり分かります。
3羽めがいるかどうかは、まだ不確かです。

相変わらず侵入個体が巣に近づいて来ます。
映像では1羽が大接近しペアが警戒します。

4月13日に孵化を推定しました

順調に抱卵を続けて来た鳴門板東ペア。4月13日朝、吐き出し給餌をし、孵化したと推定しました。
映像は最初の吐き出し給餌で、あさひ(J0480メス)が巣材を運び入れた直後に吐き出しを行います。ゆうひ(J0044オス)は巣を出ますが、あさひの吐き出し給餌は続きます。
13日、14日とも、あさひ6回、ゆうひが7回の吐き出し給餌を行いました。

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