認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

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J0959が死亡しました

12月16日、J0959(2025年佐賀県生まれ、メス)が、鳴門市大津町で死亡しました。れんこん田で動けなくなっているJ0959を救出しましたが、右翼の最も太い骨が解放骨折していました。県のコウノトリ一次保護施設へ搬送し、獣医師に処置をしてもらっているうちに、息を引き取りました。死因は、外傷性ショックとのことです。
現場はすぐ近くを高圧線が通っており、これに衝突し翼を骨折して墜落したものと思われます。
J0959(愛称;かりん)は、鳴門板東ペアの最初の子どもであるJ0141オス(2017年生まれ、愛称;なる)の子どもで、鳴門板東ペアの孫にあたります。
なるは、2023年に九州では初めて繁殖に成功し、今年は4月に3羽を孵化させたものの5月にヒナが死亡。それでも、なるペアは再度産卵し6月に3羽が孵化、8月下旬に2羽が巣立ちました。全国でもこれまでで2番目に遅い巣立ちでした。
8月28日に巣立ったJ0959は10月には兵庫県で確認され、11月下旬に鳴門市に飛来していました。
なお、J0959の姉妹であるJ0960メス(愛称;なつ)も、11月上旬に京都市綾部市で事故死しており、なるペアの子どもは全て死亡するという、非常に残念な結果になりました。
県の発表資料

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