令和7年度 堀江北小学校の環境学習(下生井小学校とのオンライン交流授業)
当基金の支援を受け、コウノトリをテーマとした環境学習を行っている鳴門市堀江北小学校と、同じくコウノトリについて環境学習を行っている栃木県小山市の下生井小学校との、コウノトリや地域の自然について学習したことの発表をし合うオンライン交流授業が、R4年度から続き、今年度も開催されました(令和7年11月26日開催)!
なお、交流授業のきっかけは、2018年に鳴門市で巣立ちした「歌(うた)」というメスのコウノトリです。「歌」は鳴門市大麻町で巣立った後に、栃木県小山市等にまたがる渡良瀬遊水地まで飛んでいき、そこで「ひかる」というオスのコウノトリとカップルになりました。そして、2020年には、「歌」と「ひかる」は渡良瀬遊水地内で営巣し、無事、2羽の雛を巣立たせました。この巣立は、コウノトリの野生復帰以降、東日本では初めての野外繁殖の成功の記録であり、多くの人が巣立ちを喜ぶとともに、鳴門市と小山市の両自治体の間で交流が生まれました。こうした、「歌」が繋いでくれた交流を踏まえ、R4年度より、堀江北小学校と下生井小学校は、交流授業を実施しています!
交流授業では、まず、下生井小学校の児童より、渡良瀬遊水地の治水や利水等の役割や、遊水地で見られる様々な生き物について、途中、クイズも交えて楽しく発表していただきました。そして、児童たちが考えた渡良瀬遊水地の課題と合わせて、児童たちができることとして、ゴミ等を拾ったり、看板を立てる・チラシを配るといった取組みについて伝えてくれました(^^)/
続いての堀江北小学校の児童の発表では、コウノトリやコウノトリのエサになる様々な生き物について、1学期の学習を踏まえて、しっかりまとめて発表していました!また、コウノトリがこの地域でくらし続けていくために、児童ができる取組みとして、ゴミ拾いや観察池の整備等について、取組む理由もしっかり伝えていただきながら発表していました!そして、「コウノトリが絶滅危惧種から脱出してほしい!」と熱いメッセージを伝えてくれました!堀江北小学校の児童も、発表の途中やふりかり等にたくさんのクイズを交え、楽しく発表してくれました(^^)/
その後、両校の児童の発表をたたえ、NPO法人わたらせ未来基金の青木理事長と、認定NPO法人とくしまコウノトリ基金の柴折事務局長から講評があり、地域でのコウノトリ学習が、具体的な取組みに発展していることに、お二人とも驚かれていました(^^)/
また、鳴門市から下生井小学校の児童へ、また、小山市から堀江北小学校の児童へ、記念品の贈呈も行われました!堀江北小学校の児童は、小山市から市のマスコットキャラクターがデザインされたハンカチを受け取りました(^^)/
また、当基金からも、両校の児童へ、「朝と夕」のポストカードを、記念品としてお渡ししました(^^)/
両校の児童とも、それぞれの児童に地域のコウノトリや生き物について知ってもらいたい!という気持ちが伝わってきて、今年度もとても素敵な交流授業となりました!!
「歌」が繋いでくれた交流を、今後もずっと続けてほしいですね!
※この活動は、「一般財団法人日亜ふるさと振興財団」から支援を受けて実施しています。






