ストークの会(テーマ:コウモリ)を開催しました
真夏は暑すぎてビオトープの整備作業ができないので、室内でお話会を開催しています。
今回は、「ビオトープに飛来するコウモリ 〜小さな隣”獣”との共存を目指して〜」と題して、徳島大学の佐藤雄大さんにお話ししていただきました。
コウモリは、日本に37種生息していて、徳島にはそのうち10種が生息しているそうです。
日本にいる哺乳類で一番種類が多いのがコウモリだそうですが、そのほとんどが絶滅危惧や絶滅の恐れがある状況だそうで、びっくりでした。
ビオトープ周辺にいるコウモリは95%がアブラコウモリで、体長5㎝、体重10gほどの、小さなコウモリだそうです。
ビオトープ脇に建てたバットボックス(コウモリ用巣箱)には、1頭が入居してくれていて、これはアブラコウモリのオスだろうとのことでした。
ビオトープにいる虫は、ユスリカが90%以上を占めていて、その他にチョウや甲虫、カメムシがいるそうです。
コウモリは、毎日体重の15%~50%の重さの虫を食べるそうで、ユスリカで換算したら何百匹分にもなります。
コウモリたちが、ビオトープ周辺にいる稲やレンコンの害虫になる虫も食べてくれているようです。
バットボックスにもっと入居して、たくさん虫を食べて農薬を使わないお米作りを手伝ってくれたらいいなと思いました。