認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

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J0831が死亡したと判断しました

3羽のひなのうち、J0381オスは5月22日夕方以降姿を確認できておらず、巣内で死亡したと判断しました。
5月21日夜までは異常は認められず、21日19時半頃に親から給餌を受けた時は3羽とも普通に食べていました。その後22時半まではJ0831も立つかしゃがむ姿勢をとっていました(写真1)が、その後は伏したままになりました。
5月22日は頭部が時々見えるだけで、16時半頃に頭部がはっきり見えた(写真1)のを最後に姿を見ることができなくなり、翌日以降も動いている姿を確認できていません。
これらのことから、J0831は5月22日未明に体調が急変し立てなくなり、同日夕方以降に巣内で死亡したものと判断しました。死亡原因は分かりません。

J0831の異常が分かった5月22日、収容して治療することを関係機関で検討しました。しかし収容のために巣に上がると、元気な2羽のひなが驚いてあばれ、巣から落下する危険性が高いため、断念せざるを得ませんでした。兵庫県の専門家からも50日齢にもなるひながいる巣に上がるのはリスクが高いとのアドバイスを受けました。

鳴門板東ペアの繁殖において、ここまで成長したひなが巣内で死亡したのは初めてです。
J0829オスとJ0830メスは、5月27日現在も元気に育っています。

写真1 5月21日夜 低い姿勢の2羽のうちの1羽がJ0831と思われる
写真2 5月22日夕方 最後に確認できたJ0831(左端)

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