認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

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J0817が死亡(2月1日)

2025年2月1日(土)午前、鳴門市大津町の高速道路上でJ0817(2024年鳥取県八頭町生まれ、メス)が死んでいると高速道路管理者から徳島県へ通報がありました。県から指示を受けたとくしまコウノトリ基金が、道路管理者の立ち会いのもとJ0817を収容しました。
2月3日(月)、県の担当者(獣医師)が調べたところ、体の状態から死因は全身打撲によるもので、交通事故死と判断されました。
県の発表資料

現場は鳴門ジャンクションの南1km余りの地点で、周囲はレンコン栽培地帯で、秋から春にかけては多くのコウノトリが滞在し、全国でも最も生息密度が高い場所の一つと思われます。
この高速道路は、餌場であるレンコン栽培地帯の真ん中を南北に通っており、コウノトリが移動する際に道路上空を非常に低く飛んで越えるのが度々観察されています。コウノトリの飛来数が増え続ける中、再発の可能性があり、人身事故にもなりかねません。
このため、2月3日に開催された「徳島県流域コウノトリ・ツルの舞う生態系ネットワーク推進協議会」において事故防止策が話し合われ、高速道路管理者に対して危険性と他地域での対策例などの情報を伝えることになりました。

収容地点 J0817は道路管理者によって通過車両に轢かれない場所に運び出されていた 2月1日
道路の両側にはレンコン田が広がり、コウノトリが多数滞在している 2月1日
徳島県流域コウノトリ・ツルの舞う生態系ネットワーク推進協議会で事故防止策を話し合った 2月3日

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