特定非営利活動法人とくしまコウノトリ基金

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西日本最大のレンコン生産地へ

コウノトリが格好の餌場としているのが、自然環境に配慮されたレンコン田です。徳島県で、こうしたレンコン田が耕作されるようになったのはいつ頃からなのでしょうか。時代を遡り、日本でレンコンが食べられたのは、ずいぶん昔のことのようです。

●奈良時代には生薬として
古い文献によれば、今から1200年以上前の奈良時代。8世紀初頭には、生薬のようなかたちで供せられていたとも伝えられています。とはいえ当時は希少な食材だったようで、だれもが口にすることができるようになったのは、明治時代のはじめ頃。中国から食用とするのに優れた「支那種」「備中種」が持ち込まれたことが契機となっています。

△コウノトリの食堂はレンコン一大産地

以来、全国でレンコン栽培が行われるようになるなかで、ふるさと徳島のレンコン生産・出荷量は、全国第2位にまで成長しています。第1位の茨城県には、関東圏を中心に大きく水をあけられているものの、関西圏では、味よし姿よしの徳島県産レンコンが圧倒的なシェアを誇り、知名度においても不動の地位を築くまでになっています。

△ふっくら色白に育った自慢のレンコン

●レンコン生産の好適地
ふるさと徳島でレンコン田の需要が高まったのは、昭和30~40年代にわたる高度経済成長期に、大阪近郊などでの都市化が進んだこともひとつの要因と言われています。都市周辺の農地が住宅や商業地へと変わるなかで、周辺地域での生産力の強化が求められたのです。加えて、お米の生産量を調整する減反政策もあいまって、水田をレンコン田へ転用する動きも進んだことで、ふるさと徳島は、レンコン生産の一大生産地へと成長しました。

△生産・出荷量は全国2位
△傷つかないよう大切に梱包されて出荷される

現在、県内におけるレンコン栽培の中心地は鳴門市、松茂町、徳島市。総面積にしておよそ450ヘクタール。これは東京ドーム96個分に相当します。ちなみに東京ドームのキャパシティ、収容可能人数は5万5000人だそうですから、528万人が楽しめる広さがあるというわけです。

閑話休題。見通しが効く複数の穴をもち、また泥の中から穢れない美しい花を咲かせるレンコン。ふるさと徳島のレンコン田は、縁起のよい味覚を地中に実らせ、水辺では、コウノトリの好物の水生動物がお腹いっぱい食べられる餌場を与えています。

△レンコン田では、たくさんの生き物も暮らしている

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