認定NPO法人とくしまコウノトリ基金

観察カメラ

ひなを抱く時間が激減

孵化してから、親鳥がひなを抱く時間は減少しつつありましたが、今日はついに観察時間(825分)に占める抱雛時間(165分)の割合が20%になりました。
最初のひなが孵化して10日が経過したことに加え、暖かかったため、親鳥は巣では日中ほとんど立って過ごしました。
そのひなは、今日も少なくとも3羽育っていることが確認できました。

トビがひなを狙う?

最初の孵化(推定)から1週間。まだ小さなひなは、親が守らないとあっという間にトビやカラスの餌食になるはずです。
映像では、メス親が巣を出た後、オス親の足元でひなが動きます。その直後からトビが巣の周りを飛び回り、ひなを狙っているように見えます。メス親は巣に緊急帰還してペアで警戒のクラッタリング。トビの本気度を察知したのかも知れません。一方、巣の下部ではスズメがしきりに出入りしています。毎年、スズメはコウノトリの巣の中で巣作りします。タカ類やカラスよりも強いコウノトリの元でいるのが安全だと分かっているのかも知れません。

ひなが2羽見える?

昨日の暴風雨の中、最長で4分近くも親鳥がひなを抱かずに立っていたこともあり、ひなの状態が心配でしたが、午前中からひならしいものが動くのが見えました。
日暮れ近くの映像では、オス親が立った直後、足元でひなの頭部が動くのが見えます。続いてオス親が羽ばたいた後には、ひなの頭部らしきものが2つ動いたように見えますが、どうでしょうか? 観察カメラのアングルでは、孵化後数日間はこれくらいが限界です。

風雨の中の育雛

今日は、強い風と雨の中での子育てでした。
午前中からひなと思われるものが動くのが見えましたが、昼過ぎの映像でもずぶ濡れのメス親が立った直後から、足元の巣材越しに非常に小さなものが動くのが見えます。
午後には雨風ともに強くなり、暴風雨に。ひなが腹の下から出たのか、メス親が立ち上がって少し位置を変え、直ぐにひなを抱く姿勢に戻ります。

かたまりを吐き出し

鳴門板東ペアの育雛は順調に進んでいるようで、オス、メスが交代でひなを温め、餌を吐き出して与えています。
映像では、日の出前からひな(と卵を?)を抱いていたメスのもとへオスが巣材をくわえて戻り、すぐにメスは巣を出て行きます。オスはすぐに吐き出し給餌を始めますが、6:51:52にかなり大きなかたまりを吐き出します。かたまりの中身は大量の1〜2cmくらいの小さな餌のようですが、このカメラの能力では餌が何なのかは分かりません。

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